【元アウトドアショップ店員が解説】ブーツ選びのススメ 北極圏で防寒ブーツは必要?選ぶならどのブランドがいい?フィンランドでも大活躍
こんにちは!フクロウ旅行社のトマトです。
先日フィンランドのイヴァロという北極圏の街に行き、オーロラを鑑賞してきました。
その際に大活躍したのが、スノーブーツ。
北極圏に行くのにブーツは必要なのだろうか?ブーツはどんなものを選べばいいのだろうか?とお悩みの方は是非最後までご覧ください。

元アウトドアショップ店員である私が北極圏に最適なブーツをご紹介します。
北極圏ではスノーブーツは必須


北極圏でも場所によってはスニーカーや長靴で行けるんじゃない?

あまーい!!スノーブーツを着用しないととても危険です!!
①滑る
当然ですが、北極圏では基本雪が積もっています。
中には降り積もってから時間が経ち、氷のようになっているところも多々あります。
そんな中、底がツルツルの街用スニーカーで歩いてしまっては、滑って転倒してしまうリスクがあります。せっかく長距離移動したのに腰を打ってリタイア..なんてことにはなりたくないですよね。
スノーブーツと称されるものであれば、基本的に靴の裏がゴツゴツしており滑りにくい仕様になっています。中でも1万円台後半から2万円前半までの価格帯であれば比較的良いソールを使っていることが多いです。
②寒い
北極圏は寒いです。主要なオーロラ観測値であるカナダのイエローナイフの冬の平均最低気温は-23度、フィンランドのイナリが冬の平均最低気温-17度と日本よりも遥に寒いです。また、見るべきは気温だけではありません。風や吹雪が体を襲う場合もあります。その場合体感気温は-30度以下になり、指が凍傷になるリスクがあります。
このように日本のどの地点よりも寒いのでスノーブーツをはじめ、防寒着はしっかり用意していきましょう。
購入する必要があるのか?レンタルという選択肢も

今回記事をご覧いただいている方の多くは雪国出身や在住ではなく、スノーブーツを旅行の時にしか使わない方がほとんどだと思います。
なので購入することに抵抗がある方もいることでしょう。
滞在期間と地域にもよりますが、4日以下の滞在であればレンタルしてしまった方がお得なこともあります。
現地でレンタルできる施設があるのか?ツアーの料金の中に含まれていないのか?事前に調べておくと良いと思います。
ただ、地域によってはレンタルを実施していなかったりしますし(私が訪問した地域もそうでした)1週間を超える長期滞在や北欧など物価が高い地域では「購入してしまった方がお得」になる場合が多いです。自分の状況によってレンタルと購入を使い分けましょう。
この後の章ではもし購入するとしたらどのブーツがいいのか?元アウトドアショップ店員の私が解説していきます。
スノーブーツは何を選んだらいい?
普段スノーブーツを利用しない方にとっては「スノーブーツはどのように選んだらいいのかわからない」という意見も多いと思います。
スノーブーツを見る上で見るポイントは「防水性」「保温性」「滑りにくさ」です。
1番のおすすめはソレルのカリブー!

防水性:
保温性:
滑りにくさ:
普段使い:
総合:
創業以来40年間変わらぬデザインで多くの人に愛されているソレル(SOREL)の「カリブー」
保温機能限界温度(インシュレーションの暖かさで耐えうる温度の目安)-40度とスノーブーツの中でも最高度合いの保温性能を誇るブーツです。
その保温性能の秘密は「断熱材」
「チルプルーフ」という100gの断熱材が入った構造をしておりブーツでありながらダウンのような暖かさを実現しています。また防水フィルムも入っており雪や水の侵入を防いでくれます。

北極圏に行く方には必ずお勧めするイチオシのブーツです。
とはいえ作りがかなり大掛かりで普段使いはしにくいブーツになっています。暖かさ、滑らなさを求めるならば間違いなくこれ!とおすすめしますが..その点が惜しいですね。
普段使いできるブーツは?
機能性では確かに分厚くて温かいブーツがいいんです。それでも一度の旅行のために大きなブーツを購入するのは気が引ける。家でスペースをとるので買いたくない。という方もいますよね。
ええ私もそうでした。そこである程度の「防水性」「保温性」「滑りにくさ」を備えた普段使いできるブーツを紹介します。
普段使いできるブーツを私の方で厳選しました。実際に北極圏で着用したモデルになります。
NorceFace/Detachable Nuptse Bootie POLARTEC

防水性:
保温性:
滑りにくさ:
普段使い:
総合:
NorceFaceのスノーブーツです。ブーツ部分には防水素材を活用しており、足裏のソールには「Vibram ARCTIC GRIP ALL TERRAIN」を採用。凍結した路面でもしっかりとしたグリップ力を発揮してくれます。

このブーツの良いところはなんといっても「ブーツの上部分を取り外しできる」点です。
上部分をチャックで取り外せば、普段は普通のスニーカーとして利用することができます。ソレルのカリブーと比べると防水性、保温性の両面で劣りますが、普段使いできるという点では魅力があるブーツです。
実際に私もこのブーツを履いて最低気温-20度のフィンランドイヴァロでオーロラ観測をしましたが、(靴下を二枚重ねにする、中に靴用カイロを入れるなどの工夫をすれば)問題ありませんでした。

このブーツは日本に帰ってきてからも大活躍しています!
上部の取り外しができないモデルもあります。商品はこちら⇩
ただし注意点が二つあります。
①「ブーツの着脱がしにくい」こと
ブーツの開口部が履く際に広がらないので他のブーツと比べて履きにくい印象がありました。ただしコツを掴めばスポット履けるようにはなりますが、最初のうちは苦労するかもしれません。もし心配な方は普段使っている靴の一つ上のサイズを選択するといいでしょう。
②ファスナー部分の取り外しにコツがいること
「ファスナーでブーツの上の部分を取り外せる」ということが特徴の本ブーツですが、この上の部分の着脱もコツが必要です。

以上のデメリットを考慮しても「北極圏に行くけれど、普段使いもしたい」というお客様には勧めたい一品です。
他に候補になったスノーブーツたち
私が購入する際に検討したスノーブーツを紹介します。
中には人によっては検討対象に入るのではないか?と感じたものもあるので、特徴に合うなと感じた方は是非ともご検討ください。実際に試着していないものもありますが、参考までにどうぞ
ワークマン/防寒ブーツ 氷雪耐滑ケベックネオ
価格が格段に安く検討対象でした。
「コスパをとにかく求めたい」という方は選んでもいいかもしれません。触った感じ生地が薄く、北極圏の風と気温に耐えられる気がしなかったので今回私は選びませんでした。
KEEN/グリーザー トール ウォータープルーフ
KEENのハイカットブーツです。
デザインがおしゃれだったので候補に入りましたが、防寒性能が弱いのと、足のフィット感が微妙だったので選びませんでした。
コロンビア/イエローテイル ブーツ アークティックグリップ ウォータープルーフ オムニヒートインフィニティ
コロンビアのブーツです。
価格が他のメーカーと比べて安く、保温性能も高くブーツとしての完成度は非常に高かったのですが、普段使いがしにくい、デザインが少し地味という点で候補から外しました。ただ、スノーブーツの選択肢としてはかなり「あり」だと思います。
まとめ:北極圏では必ずスノーブーツを着用して!

Image by bendavidlaura from Pixabay
寒さが厳しい北極圏では、スノーブーツは必須アイテムです。
氷のように滑りやすい道、極寒の気温、そして凍傷のリスクを考えると、適切なブーツを選ぶことは快適な旅のために欠かせません。短期間の滞在ならレンタルという選択肢もありますが、長期滞在や物価の高い地域では購入を検討するのが賢明です。
スノーブーツ選びでは「防水性」「保温性」「滑りにくさ」の3つが重要なポイントになります。圧倒的な防寒性能を求めるならソレルのカリブー、普段使いも考慮するならノースフェイスのDetachable Nuptse Bootieなど、自分のニーズに合った一足を選びましょう。
北極圏の過酷な環境を快適に楽しむためにも、スノーブーツの選択をしっかりと行い、安心して旅を満喫してください!他のも北極圏やフィンランドに関する記事を作成しているのでよろしければご覧ください。



